「髪、切らないの?」
「あーん?」
「君が寝てる間、見つけちゃった」
「……何を」
「白髪」
「………冗談だろ?」
「うん。焦った?」
「あ、せるかよ」
「でもね、髪切った方がいいよ」
「何故だ?」
「枝毛、あるから」
「……それもじょうだ…」
「これはホント」
「……………だから…」
「ホント。」
「……暇人だな、お前は。ヒトの髪なんか見てないで、寝てりゃーいいだろ」
「だって、君の寝顔、可愛いんだよ?寝てたら勿体無いじゃない」
「だったら、俺様の髪なんか見てないで、顔を見ときゃいいだろーが」
「跡部の髪ってさ、雨が降るとくるっくるになるよね」
「……うっせぇな。どうだっていいだろ。ほっとけって…」
「可愛いよね」
「…………っ。」
「何?」
「はっ。くっだんねー」
「くだらなくなんかないよ。僕の好きな君をまた1つ発見したんだよ?」
「……じゃあ、阿呆だな」
「何でそうなるかなぁ。素直に喜びなよ。それだけ僕が君のこと好きだってことなんだからさ」
「だから、それがくだんねーつってんだよ」
「何で?」
「………そのニヤケ顔、何とかなんねーのか?」
「うん。無理」
「…………?」
「だって、目の前に僕の大好きな君が居るんだもん」
「阿呆か」
「照れない、照れない」
「照れてないんかいねーよ。呆れてんだ」
「じゃあ、何で顔、赤いの?」
「………寝起きだからだ」
「へー。跡部って、寝起き、顔赤いんだ。ふーん」
「っせぇな。ほっとけよ」
「ほっとけないよ」
「…………。」
「ほっとけない。」
「………く」
「くだらなくなんかないよ」
「………っぁ」
「阿呆らしくなんかも、ない」
「………………。」
「ねぇ、知ってる?僕が本気で君が好きだってこと」
「……ほぅ。そいつは知らなかったな」
「やっぱり。何でこんなに言ってるのに理解ってくれないかなぁ」
「だったら、そのニヤケ顔をどうにかした方がいいな。説得力が微塵もねぇ」
「……じゃあ、真面目になったら理解ってくれる?」
「さあ。それはどーだ…」
「好きだよ」
「……………。」
「僕は、跡部のこと、好きだよ」
「…………し、」
「し?」
「知ってるっつーんだよ。んなこと。バーカ」
「………結構非道いね、君。」





いや…だから、『髪を切る』っていうお題が在るのを知らずに書いたから(笑)
跡部の口調が三蔵(最遊記)チックだよι
………不二って、暇人(笑)




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