22.ちょんまげ記念日(星&はる)
「似合うじゃないか」
「ゲ。何でお前がここにいるんだよっ!」
「みちるが隣のスタジオで収録しててね。その付き添い」
「……マネージャーでもねぇくせに」
「まぁ、ボディガードといったほうが正しいかな。また誰かさんが手を出すといけないから」
「あれはっ……。ってかいいのか?ボディガードのクセに傍についてなくて」
「ああ。行くよ。お前のその姿を、写メにとったらな」
「なっ。やめろよ」
「お団子たちに送らないと。ふっ」
「一言で笑うなっ!オレだって好き好んでこんなカツラつけてるわけじゃなねぇんだよ」
「時代劇でもないのにな。アイドルは辛いな。それじゃあアーティストというよりバラドルだ」
「うるせぇ!これからは、アイドルだってバラエティに出る時代なんだよ!」
「コントだろ?……仕事選べよ」
「だからうるせぇつってんだよ!いいから行けよ!もうすぐ夜天たちが帰ってくんだから」
「もしかしてあいつらも変なカツラ被ってるのか?」
「……オレだけ、だけど」
「くっはは」
「笑うなよ!しかたねぇだろ。あいつらはそんなキャラじゃねぇんだから」
「で。お前はお笑い担当ってわけか。まぁ確かにそうだな」
「うるせぇよ。いいから早くいけよ」
「五月蝿いのはお前だろ?ほら」
「っ。てめっ。写メ……」
「じゃ、僕は行くから。くっはは。オンエア、楽しみにしとくよ。しっかりやれよ、バラドル。じゃあな」
「……なんなんだ、アイツは。だーっ、ムカつくっ!!」
(2009/9/4)
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