71.余計なことを・・・(ウラ&ファイ)
「天界震ッ!」
「……あなたっ」
「大丈夫か?ファイター」
「……余計なことを」
「余計なこと?折角助けに来てやったのに」
「助けなんて要らない。あんな敵、私一人でも倒せたのに」
「ならさっさと倒せ。お前は時間がかかりすぎなんだ。そんなモタモタしていたらこの地が荒れる。お前達にとっては単なる通過地点なのかもしれないが、僕たちにとっては大切な星だ」
「……あなた、それ、本気で言ってるの?」
「冗談を言い合うほど、お前と親しくなったつもりはない」
「そういうことを言ってるんじゃなくて」
「じゃあなんだ?もう戦闘は終わったんだ。これ以上ここにいる理由もない」
「私だって早くこの場から去りたいわよ。こんな、荒れた場所からは」
「荒れた?」
「少しは力をセーブしなさいよ!どう見たってこれはあなたの技のせいよ。自分の星、自分で壊す気?」
「……あ。……ま、まぁ、他人に壊されるよりはマシ、かな」
「冗談は言わないんじゃなかったの?」
「うるさい。誰のお陰で命拾いしたと思ってるんだ」
「助けてくれなんていった覚えはないわ」
「お前がさっさと敵を片付けてればこんなことには」
「責任転嫁するつもり?だいたいあなたは――」
(2009/9/10)
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