245.無難すぎてつまらない(不二跡)
「つまらねぇな」
「え?」
「お前の愛し方が、無難すぎてつまんねぇ」
「それ、どういう意味?」
「さぁな。兎に角、つまんねぇんだよ」
「それって僕に浮気でもしろってこと?けどそんなことしたら、どうせ怒るんだろ?」
「別に浮気しろなんて言ってねぇだろうが」
「じゃあ、何?」
「しらねぇよ。自分で考えやがれ」
「知らないって……。跡部が言い出したことじゃないか」
「うるせぇよ。俺のこと愛してるんだったら、それくらい分かれつってんだよ」
「……ねぇ、跡部」
「な、んだよ。んな怖い顔して。言っとくが、俺はお前の脅しになんかのら……」
「……こういう、ことでいいいのかな」
「てめぇ」
「抵抗すると、もっと手荒くなるよ?それが望みなら、抵抗してくれて構わないけど」
「……やっと、その仮面をはがせたな」
「嫌われるのが怖かっただけだよ。本当はもっとずっとこうしたかったんだ。僕の思うままに君を、景吾を抱いてみたかった」
「それで。てめぇの思うままってぇのがこれかよ。このサド野郎」
「それを望んでたマゾヒストには言われたくないな」
「ふん」
(2010/02/11)
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送