292.意味深(内部&はるみち)
「ねぇ、美奈子ちゃん。はるかさんとみちるさんってなんか意味深だと思わない?」
「何言ってるのよ、うさぎちゃん。だってはるかさんは女の人だったのよ?」
「そーんなの分かんないじゃない。もしかしたら、もしかしてーってことだってぇ」
「あると思う?」
「美奈子ちゃんはないと思う?」
「うーん……。でも、あの二人ならあってもいいかも」
「でしょ。だから、ちょっと。あっ、やばい隠れてっ!」
「でっ。ちょっとうさぎちゃん、行き成り押さないで」
「し−っ」
「……何よぉ。あ。はるかさんとみちるさんだ。はるっ……むぐぐ」
「だから、だーめだって!見つかっちゃうでしょー?」
「うっさぎちゃん、もしかして……」
「あの二人が本当にそういう関係なのか、調べてみようよぉ」
「知りたいなら、直接聞けばいいじゃない」
「だって前に聞いたときはそういってなかったしぃ」
「じゃあそういう関係じゃないんじゃないの?」
「嘘吐いてたのかもしんないじゃん」
「……ていうか、うさぎちゃん。あの二人がそういう関係って証明されない限り、認めないつもりなんじゃないの?」
「う゛」
「やっぱり」
「とーにーかーくっ。行くよ、美奈子ちゃん!」
「まぁ、いいけど。でもうさぎちゃん、覚えてないの?」
「なにが?」
「私達、最初にはるかさんに会った時、こそこそしてたの見つかってるのよね。……こんな風に」
「そんなところで何やってるのかな、子猫ちゃんたち」
「――え?」
(2010/02/21)
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