296.後方支援および突っ込み担当(外部ファミリー)
「せつなママ。はい、これ。プレゼント」
「私に、ですか?」
「うん。今日の図工の時間ね、余った厚紙をもらって作ったの。せつなママ、きっと喜ぶと思って」
「ありがとうございます。開けても、いいですか?」
「うんっ」
「お。せつな。ほたるも。何やってるんだ?」
「はるかパパ。あのね、今日ほたるね、図工の時間にせつなママにプレゼント作ってきたの」
「へぇ。僕も見ていいかい?」
「うん」
「どれどれ……って」
「ほたる、これは」
「ハリセン」
「はりせ……。何故これを私に?」
「だってせつなママ、後方支援および突っ込み担当でしょ?」
「ええと。後方支援は分かりますが、突っ込み……?」
「ぷっ。あはは。こりゃいいや。そうだな。怒ってばっかりのせつなは、突っ込み担当かもしれないな」
「でしょ。ね。だからせつなママ。次から、はるかパパとみちるママに怒る時は、これ使って?」
「ちょ、ちょっと待てよ、ほたる。僕は別にボケてるつもりはないぜ?」
「なるほど。それはいい考えですね」
「せつなも……」
「大丈夫だよ、はるかパパ。ハリセンで叩かれたくなかったら、みちるママと一緒にいなければいいんだから」
「だそうですよ?どうします?」
「……おいおい。勘弁してくれよ」
(2010/02/23)
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