301.今更何をおっしゃる(外部ファミリー+うさ)
「そういえば。はるかさんって女の人なんですよね」
「どうしたんだ、突然」
「最初はるかさんと会った時、私てっきりはるかさんて男の人だと思ってて。それでみちるさんに聞いたんですよ。二人は恋人なんですかって」
「へぇ。それで?みちるはなんて答えたんだい?」
「それ以上の関係だって」
「それ以上、ね」
「でも、普通に考えても恋人以上ってよく分からないしぃ。大体、はるかさんとみちるさんは女同士だしぃ。結局の所、二人はどういう関係なんですかぁ?」
「何を話しているのかと思えば」
「みちる」
「みちるさん!」
「そんなの、今更よ。ねぇ?はるか」
「僕たちにとってはね。でも、お団子頭たちは何も知らないから」
「知らない?何?どうゆうことですか?」
「仲間であり、恋人であり、そして今は」
「夫婦なのよ」
「えっ?どゆこと?」 「はるかパパー!みちるママー!」
「あっ、ほたるちゃん。って。え?」
「あっ。うさぎさん、こんにちは」
「こんにちは。って。ほたるちゃん。今二人のことなんて……?」
「え?」
「ほたる。遅かったじゃないか」
「ごめんなさい。学芸会の練習が長引いちゃって」
「いいのよ、ほたる。ほたるが遅れてきたお陰で、はるかはうさぎと話が出来たのだから。ねぇ?」
「おい、みちる……」
「ど、どゆことですか?」
「別に隠してたわけじゃないんだが。言うタイミングを逃してしまってね」
「実は私達、あと、せつなも。四人で暮らしているのよ。家族として」
「家族、ですか」
「そう。ね、はるかパパ」
「みちるがそう言うと何だかくすぐったいな」
「へ、へぇー」
「だから、私達は恋人以上の関係なのよ。分かっていただけたかしら?」
「はぁ」
「みちる。あんまり色々言うとお団子頭パンクするぜ?」
「あら。ごめんなさい」
「ねぇ、はるかパパ。ほたる早く帰って学芸会の練習したい」
「そうだね。じゃあ、お団子頭。僕達はこれで」
「またね、うさぎ」
「はい、また」
「うさぎさん、さようなら」
「はい、さようなら。……って。あれ?でも、4人で暮らしてるから家族なのはいいとして、恋人っていうのは。えっ?そゆこと?」
(2010/04/07)
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