332.愛想のあるなし(不二塚+跡) |
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「よう、手塚」 「久しぶりだな」 「ったく。相変わらず愛想ねえな。おい、不二。お前、こんな奴と一緒にいて何が楽しいんだ?」 「さぁ?」 「だってよ、手塚」 「……ひとつ言うが」 「あーん?」 「お前に愛想を使っても仕方がないだろう?オレは無駄なことが嫌いなんだ」 「だってさ、跡部」 「じゃあお前は手塚の笑った顔見たことあるってのかよ」 「あるよ」 「……嘘だろ」 「本当。僕と二人の時は、大体笑ってるしね」 「ほう。手塚が」 「……なんだ?」 「いいや」 「だから、跡部」 「何だ?」 「僕が愛想よくしてるうちに、消えた方がいいんじゃないかな」 「あ?」 「言ったよね?手塚は僕と二人の時は笑顔なんだって」 「…………」 「そういうことだ」 「じゃあね、跡部」 「……あ、ああ」 |
(2010/04/05) |
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