335.インパクト勝負(夜美奈)
「夜天くんが、ヒーラーだったなんて……」
「そーゆーこと。だから、ボクの後ろなんか追っかけてても無駄だよ。セーラー戦士のプリンセスに対する想いがどんなものか、幾らバカなキミにだって分かるでしょ」
「夜天くんて、女の子」
「って。ねぇ。驚くの、そこ?」
「ううん。別にそんなに驚いてない」
「はぁ!?」
「夜天くんなら、可愛いからそれもアリかな気がするし」
「……バカ?」
「それより!じゃあ、大気さんも女の子だったってこと!?私そっちの方がショック……」
「あのねぇ。キミ、本当にバカ?」
「だってあの大気さんよ?ダンディな大気さんよ?夜天クンは可愛いからそのままでもいけるし、星野クンはボーイッシュな女の子でもいけると思うけど」
「だからさ、問題にしないといけないのはそこじゃなくて。ボクとキミは敵ど……」
「だってインパクト大じゃない!他に何を問題視しろっていうのよ!衝撃の事実だわ。これはっ。あー、どうしよう!うさぎちゃんとたちは知ってるのよね。だったらはるかさんたちに教えなきゃ……」
「って。おい!……ったく。あいつらはとっくに知ってるよ。……ていうか、なんだよ、大気大気って。ボクだって。……いや、別にいいけど」
(2010/03/24)
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