355.信じられないブックマーク(不二乾)
「乾。なに、これ」
「え?いや、これは、その、だな、なんというか、データの……」
「まぁ、乾も男の子だもんね。エロサイトの一つや二つ、観てても可笑しくないよね。……どうりでエロ本がないと思ったら」
「……不二。お前、俺の部屋探ったのか?」
「彼氏としては、当然。乾だって、データマンとして当然僕の部屋のチェックはしたんでしょう?」
「……俺の場合は、データマンなんだな」
「違うの?」
「違う」
「違わないよ。もし僕がエロ本持ってたら、なるほど、なんていってデータノートに書き込むんでしょう?」
「それは、まあ、そうだけど」
「普通は問い詰めるんだよ。こんな風に」
「って。普通はこんな、胸倉掴んだり……」
「女の子相手ならこんな事はしないけど、生憎相手は男だからね。少々手荒な真似くらいするよ。……乾は、女の子とセックスしたかったってことだよね?」
「いや、なんていうか、その。そのサイトに載っている子の中に、不二に似た子がいて、だな」
「え?僕に?どれどれ。……えーっ。いないじゃない」
「これだよ、これ」
「嘘。似てないよ?」
「俺から観れば似てるんだよ」
「それで?」
「だから俺は別に他の女の子で抜いてたわけではないんだ」
「それって、僕で抜いてたって言いたいわけ?」
「そういうことだ」
「僕を掘りたかったの?」
「……いや」
「僕の今までの奉仕じゃ充たされなかった、と」
「そういうわけじゃなくてだな」
「じゃあどういうわけ?教えないなら、このまま何時間でも君が満足するまで犯すよ?」
「……ただ、そういう恰好を、不二にしてもらいたくて」
「そういう……?」
「ああ、こういう」
「……猫耳をつけた僕に掘られたいってこと?」
「きっと不二なら似合う」
「で、掘られたいって?」
「…………」
「変態」
(2009/12/22)
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