371.ウイスキーボンボン(外部ファミリー)
「はるかっ!ほたるに何を飲ませたんですか!」
「何も飲ませてないけど?あ。もしかして、これ?」
「なんですか、それは」
「ウイスキーボンボン。フリークの子からのプレゼント」
「ウイ……。あなた、自分の年齢を分かっているんですか?未成年ですよ、未成年!」
「そんな。こんなのお菓子だろ。それに今日び高校生にもなって飲酒してない奴なんていないさ」
「他人がしているから自分もいいみたいな考え方はやめてください。というか、あなたはいいんですよ。別に」
「だったら何をそんなに怒ってるんだよ」
「それ、ほたるにあげませんでしたか?」
「え?あ。ああ。チョコ食べたいっていうから」
「どうしてあげたりなんかしたんです!」
「だから。食べたいっていうからさ」
「中にはアルコールが入ってるんですよ?」
「だーかーら。こんなの、お菓子だろ?」
「それはこれを見てから言ってください」
「えへへ。はるかパパぁ〜」
「ほた、る。……え。これってもしかして」
「ええ。そうです」
「べ、つに。これくらいなら可愛いじゃないか。酒乱とかそういうわけじゃないんだし」
「当たり前です!でも、だからってアルコールをあげていい理由にはなりません。酔わなかったとしても、ほたるはまだ小学生なんですよ?」
「せつなさん。あまり私のはるかにあたると許さなくてよ?」
「……ほた、る?」
「なぁに、はるか」
「……なぁ、せつな。これって」
「しり、ません。私も酔ったほたるなんて、初めて見るんですから」
「……以後、気をつけるよ」
(2010/03/10)
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