928.茶飲み友達(蔵飛)
「……ん。ああ、飛影。いらっしゃい」
「また、コエンマのところに行っていたのか。幽体離脱するのなら、結界くらい張っておけ」
「あなたが見張っていてくれるから、大丈夫ですよ。それとも。……オレの体に、何かしました?」
「死にたいか?」
「じゃあ、どうしてここにいるんです?」
「俺が何処にいようが俺の勝手だろう」
「その言葉、そっくり返しますよ。それとも。オレを束縛したい?」
「……貴様。本当に、死ぬか?」
「残念。オレはそれでもいいと思ってたんですけどね。あなたになら、束縛されても」
「その手にはのらん」
「ほんと、残念」
「……で。何をしに行ってたんだ?」
「別に、これといった用事があったわけじゃないですよ。強いて言うなら、お茶をしに」
「は?」
「昔話をしに行っていただけです。それと、魔界トンネルの状況を聞きに」
「トンネルはついでか」
「いけませんか?」
「ふん。貴様が何処で何をしようが、俺の知ったことではない」
「でしょうね」
「……ちっ」
(2011/09/25)
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